なにかと話題の電動バイク。ガソリンスクーターとの違いや電動車の基本構造と専門的解説。 各種用品・部品のレビュー、メンテナンス方法まで、おまかせ牧田が総力解説。
おまかせ牧田の電動バイク研究所
EV-Bike.jp
新着情報
 2011.9.15 サイトオープン
 
 
EV-Bike概論
 EVという乗り物
 EVの問題点とは?
 EVスクーターのメリット
 
 
所長プロフィール
 業界暦約37年のモータージャーナリストで、メカニズムやメンテナンスだけでなくケミカルや電気関連に精通している。1957年2月生まれ。中学生時代に訪れたホンダCB750Four発売により訪れたバイクブームに触発され、バイクの魅力にのめり込む。大学へ通いつつカー&バイクスタントのアシスタントをしたり、バイク雑誌の仕事などを始める。この間にミニバイクレースや黎明期のスーパープロダクションレースに参加。自分でバイクをチューニングしたり、メンテナンスをするようになる。1980年以降は10年以上に渡ってロードレース関連の取材も行う。アメリカ最大のバイクイベントであるデイトナバイクウィークには、約10年に渡り取材を行った。メンテ関連を含めた著書多数。
おまかせ牧田の電動バイク研究所
  当サイトへのリンクはフリーです。
 
 
リンク
 
ヤディアジャパン
 
EV-Bike.jp
EVという乗り物電動バイク研究所
 EV(Electric Vehicle=エレクトリック・ビークル)という言葉がやたらとメディアが取り上げる時代になってきた。ただ電気で動く乗り物というのは大昔からあって、トロリーバスなんていうものもあったし、電車などはその代表的な物。一番のメリットはゼロエミッション。つまり排気ガスを出さないということ。70年代には大気汚染が問題になって、排気ガス規制が急激に強化されたが、ここへきて地球温暖化だなんやらで、セロエミッションへの注目度は急激に高まり、いっきにEVが加速してきたと言ってもいいだろう。


EVの問題点とは?電動バイク研究所
 さてEVの中でも世間では自動車が注目されているのだが、実は問題が山積みしている。まず車の場合には、航続距離が必要だ。となるとバッテリーの容量を相当大きくする必要がある。そうすると重量が大幅に増えてしまうだけでなく、バッテリー代が非常に高くなってしまう。さらにバッテリーの充電時間も長くなる。もちろんバッテリー充電のインフラも整っていないから、ガソリン車から完全に切り替えるのはまだまだ難しい。ニュースでEV自動車を深夜電力料金じゃない時に充電し、電気料金が高いので驚いたという趣旨のものをやっていたが、今のEV自動車のバッテリー交換時期に、そのバッテリーの価格を聞いて、もっと驚くことになるだろうと思った。
 ではEVなんていうのは、かなり将来にならないと現実的ではないのか、というとそうでもない。実はEVバイクというのは、非常に現実的なのである。特にシティコミューターとして特化するスクーターであれば、今の時点でもかなりいい線まできている。というのもシティコミューターなら、1日の走行距離がそれほど多くない。つまり大きなバッテリー容量は必要じゃない。重量も重くならない。価格も高くならない。充電時間も長くならない。EV自動車で問題になっている事がシティコミューターになればまったく問題にならないのだ。
EVスクーターのメリット電動バイク研究所
 シティコミューターとしてのEVスクーターを例にとって、メリットを考えてみよう。まず排気音がしないので静かである。早朝や深夜でも、誰にも気兼ねすることなる乗ることができる。新聞配達や郵便配達用に取り入れようとしている、一番の理由がこの「騒音環境」だ。次に排気ガスを出さないので、環境に優しい。右肩上がりに高騰を続けるガソリンに対し、1キロ当たりの走行費用が安い。つまりお財布に優しいということ。経済性でいうと、エンジンがないので、エンジンオイルの交換やエアクリーナーエレメントの交換スパークプラグの交換も必要が無い。こういったメンテナンスのランニングコストもかなり安くなる。しかし、エンジン車と違ってバッテリーに依存して走ることになるので、バッテリーは消耗しやすく容量も大きい。そのためバッテリー交換に関しては、EVスクーターの方がお金がかかる。充電に時間がかかるなどという問題点があるのも事実だ。